去る10月4日の朝
母方の祖母が亡くなりました。
40年以上公務員として勤め上げ
退職後のおよそ20年もの間、癌と戦いました。
治ったと思ったら再発、今度こそ大丈夫と思ったら転移の繰り返しでした。
そんな中でも、いろんな趣味を楽しみ
年に一度親族を旅行に連れていってくれたり
僕たち孫には明るい姿だけを見せてくれていました。
コロナ禍になって
大好きなお出かけができなくなったところから
祖母は元気をなくしていきました。
そして今年のお盆辺りから急激に弱り始め
数週間から数ヶ月と余命宣告を受けました。
8月は家族で介護しながらの生活を続け
その後9月の上旬に入院し、約1ヶ月で祖母は旅立ちました。
この1ヶ月半は、僕たち家族にとって大きな時間だったと思います。
時間を作って祖母に会いに行ったり
今まで伝えられていなかったことを伝えたり
できることをやりました。
そして祖母も会う人会う人に
「ありがとう」と最期まで言い続けました。
本人が望んでいた最期を迎えることができたなら、もう何も言うことはないのかなと思っています。
また祖母は
誰かが困っていれば助け
誰かが倒れたらすぐに駆けつけるような人でした。
それが巡ってきたのか、祖母の病室には毎日必ず家族の誰かがいて、週末には遠い親戚や友人が駆けつける賑やかな部屋でした。
恩は巡ることを身に沁みて感じた出来事でした。
僕個人は、何度か進路のことで意見が食い違い
他の孫ほど会話は多くなかったと思います。
あの時は理解できなかったけど
愛情があったからこそ僕に何かを伝えようとしてくれていたのだと今になると分かります。
おばあちゃん、ありがとう。
そしてお疲れ様でした。
どうかゆっくり休んでほしい。